高速が銀河なら
MVが公開されて早3ヶ月が経とうとしてる今でも、胸がギュッと押しつぶされそうな切なさに襲われる。
これまた大事に大事に溜め込んでいた下書きを昇華させている。
ロッキン前くらいに書いたのかなぁ。
起承転結むずかしい!
本日も蛇行運転の殴り書き感情備忘録。
すかぴー。
まずはじめに、ハンブレッダーズの音楽は、なによりムツムロさんの言葉がイマジナリーノンフィクションを皮切りに少しずつ変化してきているような印象を受ける。
それは単なる思い込みではなく本人も公言しているところではあるが、「人それぞれの膨らみ」が生まれるような歌詞になってきている。
前述の"膨らみ"とは私個人の言葉なので本人の言葉とは多少の差異が生まれることは念頭に置いていただきたい。
3ヶ月前とはバンドに大きな変動があった時期であるが、解禁から現在まで銀河高速は単にその変動の1シーン的な曲ではないと痛感する。
これまでのバンドをバンド側から・受け手側から両面で回想でき、"わたしの生活"の中のワンシーンとしても聴くことができる。
もちろん、彼らにとっての「続ける」道について。いや、「続けてみることにした」道について。
思うところは数多あれど、「ハンブレッダーズ 」を続けてくれることが何よりの幸せだ。
発表とは関係なしに、ムツムロさんの「バンドずっと続けるので」に何度救われたかわからない。
思ってるだけじゃなく、こちら側に届くように声にして伝えてくれるところに、何度救われたことか。
自分の信じるものが、続いていくと、続けるよと言われること以上に頼もしいことがあるだろうか。
大掃除の後でについて聴いた時、
「ずっと続けるので」と聴いた時、
どこかではもう決まっていたかもしれない。
辞めることに対して世の中は寛容になってきたけれど、辞めることと同じくらい続けることは難しい、と丁寧に言葉を選びながら話してくれたワンマンツアー福岡。
全部忘れたくないし大切にしたい。
ちなみに元号の話で
でらしさんが「え〜おれやだなぁ〜〜平成生まれだってバカにされるんでしょぉ〜?」ってひとり怪訝な顔した時ムツムロさんが「何十年後の話だよ」って返してたのも、
昭和のくだりで吉野さんが「あの人(ハンブレ女性スタッフさん)昭和〜年生まれやろ?」って言っちゃった時「おまえwww女性の年齢をさぁwwwww」ってムツムロさんに言われてたのもわたしの好きなハンブレだったので忘れたくないでーす!
そんなわけで、
どんなわけでね、
あの日の『今日の「変わらない日々に魔法がある ノンフィクションで夢を描く」はいつになく力強かった』自分の気づきを、後にどうしようもなく好きなってしまう。
何かのファンでいることに対して、思考に、感覚に血が通ったままでいたいと思うから。
季節が変わっても年号が変わってもまぎれもなく今までとなんら変わらないリアル、毎日の繰り返しがそこにある。
繰り返しになるが銀河高速は
バンドとしての変動・回想もさせてくれるし、
自分の生活として聴いた時にも心に響くものがある。
君を主役にするBGMを不甲斐ないなりに歌いたい、なんてそんな暖かく包まれてしまう言葉を誰が書けようか、かけようか。
彼らの「バンド」について、
わたしの、「生活」について。
「続けるよ」ではなく
「続けてみるよ」と歌ってくれる。
彼にとって、彼らにとって、
東京へ向かう高速道路が銀河であるなら、
私にとって一等星とは彼らだ。
決して手の届かない眩い白光を放つそれではなく、そばにいてくれる夕焼け色の暖かくて優しい光。
そして文字を乱雑に連ね始めた8月の私は未だ、
本記事を完成させている2020年2月に『銀河高速を聴けなかったあの夜』まで救われてしまうことを知らない。